2016年12月21日水曜日

HPE ProLiant ML30 Gen9のファームウェアのアップデート

最近のHPE ProLiantサーバー(使っているのはML30 Gen9)のEFI/BIOSのファームウェアをアップデートしようとしました。すると、
  • アカウントが必要なようだ
  • アカウントを作成するのはいいが、作成したら本当にファームウェアが手に入るのか
などがよくわからず、困っていました。そこで検索エンジンで調べてみると、手順が紹介されているWWWページを見つけました。
HPE ProLiant サーバーのBIOSアップデータがダウンロードできない
https://www.ipentec.com/document/document.aspx?page=hpe-proliant-download-bios-updater
まとめると以下のようです。
  1. HPパスポートのアカウントを作成する
  2. このアカウントに持っているハードウェアを結びつける(ハードウェアのシリアル番号を入力する)。
  3. 各種ドライバやファームウェアのダウンロードページからHPパスポートでログインして、あらためてダウンロードする
ファームウェアのダウンロードにアカウントが不要だった時しか知らなかったので、非常に戸惑いました。

次にファームウェアのアップデート方法です。ML30 Gen9にはiLO4が載っているので、iLO4の管理画面からアップデートが可能です。
  1. ML30 Gen9のサポートページを検索エンジンなどで探す。
  2. オペレーティングシステムを「OS Independent」とすると、ファームウェアだけが出てくる* 「RECOMMENDED * システムROMフラッシュバイナリ」を選んでダウンロード
  3. iLO4のAdmiministration/Firmware画面からファイルの選択で、 先ほどのファームウェアファイルを指定して、「Upload」をクリック
  4. アップデート後終わったと確認できたら再起動し、「Information」画面でバージョンを確認
iLO4のファームウェアもアップデートが可能です。
  1. 「HPE Integrated Lights-Out 4 (iLO 4)  ファームウェア」などのキーワードで検索して、ダウンローロベージを見つける
  2. 「日本語のオペレーティングシステム」で「Microsoft Windows Server 2016」などインストールを想定されているWindowsサーバーを選ぶ
  3. cp027909.exeなどのWindowsの実行形式がダウンロードできる。
  4. これはzipの自己解凍形式なので、ファイルの拡張子を.exeから.zipに変更する
  5. このファイルの中身をWindowsのエクスプローラーで見る、もしくは展開すると、ilo4_250.binといった名前のファイルがあるので、これを取り出しておく
  6. iLO4のAdministration/Fireware画面から指定してUploadする
.exeを.zipに変更して中身を取り出して、iLO4の画面からアップデートすれば、特定のOS環境を用意する必要はありません。