2015年7月13日月曜日

FreeBSD 10.1をHP DL120G5にインストールした時の操作記録

先日、HP DL120G5(PDF)にFreeBSD 10.1をインストールした時の記録を掲載します。
まずDL120G5のBIOS設定でCD/DVDからの起動を優先にしておきます。そしてDVDにFreeBSD 10.1のISOイメージファイル(FreeBSD-10.1-RELEASE-amd64-dvd1.iso)を書き込み、これから起動します。うまくCD/DVDからFreeBSDのインストーラーが起動すると、しばらくして以下の画面が表示されます。
キーボードの種別は必要に応じて設定します。私の場合は、英語キーボードを接続していたので、デフォルトのままにしました。
次はホスト名の設定です。これもそのサイトに応じた適切なもの指定します(同じネットワークに接続されているホストの名前と違うものにしなければなりません)。
インストールするソフトウェアパッケージを指定します。最低限、llib32とportsがあれば十分ですが、HDDの容量に比べてそれほど大きいものではないので、私はいつもすべて選んでいます。
ファイルシステムの構成を選びます。このマシンでは、500GBのHDDを2台接続しているので、ZFSでミラー構成ににするつもりです。
Auto(ZFS)を選ぶとオプションの画面になります。ディスク構成を設定するため、T(Pool Type/Disks:)を選びます。
開いた画面で、mirrorとします。
どのディスクを使うかの選択画面になります。
接続されている2台のディスクを選びます。
オプションの画面に戻り、Swap Sizeを選びこの値を変更します。
ここでは2GBから64GBに変更しました。
swap領域をmirrorするかどうかを選びます。
安全を考えて有効にしました。
その他、Force 4K Sectorsは、2TB以上のディスクではセクターサイズが512バイトではなくて4Kバイトになっていることが多いので、これを有効にします。今回は4Kセクターのディスクではありませんが、どのような構成になるのかを見たかったので、有効にしました。また、パーティションテーブルも大きなディスクが扱えるGPTにしました(これもどのような構成になるのかを確認したかったためです)。これらを確認したら、Installを選び、Selectを押します。
パーティション構成を書き込んでよいか確認を求められます。
YESを選びます。
インストールが始まります。
rootのパスワードを設定します。
複数のネットワークインターフェースがある場合、どれを使うかを選びます。
私の場合は、オンボードのbge0を使うことにしました。
選んだネットワークインターフェイスに対してIPv4アドレスを割り当てるかを訊かれます。
DHCPにするか固定IPアドレスにするかを選びます。私はとりあえずアドレスがほしいので、DHCPにしました。
DHCPでIPv4アドレスを割り当てます。
次はIPv6です。
IPv6でStateless Address autoconfiguration(SLAAC)を利用するかを選びます。
DHCPで得られたIPv4のなどのDNS情報です。
クロックの設定です。BIOSの時計は多くの場合、各地域での時刻になっていると思われます。なので、「No」にしました。
次はタイムゾーンです。
Asia/Japanとしました。
JSTという略称でよいかの確認です。

起動するデーモンを選びます。sshとntpd、powerdにしました。unboudは今までのresolv.confとは違う仕組みでアドレスを解決を図るものですが、この設定は別途学ぶことにして、これを無効としました。
root以外のユーザーを追加するかです。
必要に応じて追加していきます。
追加が終われば、Exitを選びます。
シェルでの独自の設定が必要ならYes、そうでないならNoです。
そして再起動。
このあと、CD/DVDを取り出して待っているとFreeBSD 10.1が起動します。