1バイト文字とマルチバイト文字のフォントを別々に設定できるのであれば、1バイト文字について数字の0がたとえば中央に中黒(・)やスラッシュ(/)が付加されたものを指定することで、区別しやすくすることができます。しかし、かならずしもこのような機能があるわけでありません。
なにか方法はないのかと思って探していると、Windowsについて次のような記述を見つけました。
Z..TSO(TSS)作業の効率化・品質向上・・・ゼロ”0”とオー”O”の表示と改善以下にその設定方法の記述を引用します(一部、わかりやすさのために、原文と順序を変えています)。
http://www.arteceed.net/?p=4232
Windowsの場合、(条件付きですが)以下の方法で数字のゼロ”0″とアルファベットのオー”O”の区別がわかりやすくなる事が判りましたので、ご紹介しますMacOS Xのアプリケーションでは、
※2)でレジストリ操作をします。自己責任でお願いします
- 作業PCに”Consolas”という名称のフォントがある
マイクロソフト社がソースコードの表示を判りやすくするために提供しているフォントのため1バイトのゼロ”0″に斜線が入っています。但し、2バイトコードが提供されていません
→(秀丸エディタなど)2バイトコードを別のフォントに置き換えてくれるアプリケーションもありますが、置き換えに対応していないアプリケーションについては文字化けします(TcplinkスタンダードV3.50で確認の結果、文字化けしました)。- レジストリにて”Consolas”に対して”Font Link”機能を与える
レジストリ(Windows側)で2バイトコードのフォントを代替フォントで表示させるようにする事で1)のTcplinkのような(2バイトコード置き換え非対応)アプリケーションでも2バイトコードが表示されるようになります
- regeditにて
\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink
に文字列値として
Consolas
を作成- 続いて値のデータに2バイト表示の際の代替フォントを指定します
私は代替フォントとして
MSGOTHIC.TTC,MS UI Gothic
で動作を確認しました- Windowsを再起動する
- フォントは1バイト文字でもマルチバイト文字でも設定できる
- 1バイト文字のフォントを指定した時は、マルチバイト文字を表示するときにはそのフォントとペアになったマルチバイトフォントが利用される。
- マルチバイト文字のフォントを指定した時は、同じくペアになった1バイト文字のフォントとペアで利用される
- たぶんほとんどのフォントについて1バイト文字とマルチバイト文字のペア設定がある