2016年4月18日月曜日

Microsoft Office Home & Business 2016の64ビット版をインストールする

Microsoft Office Home & Business 2016は32ビット版が提供されています。しかし、デフォルトでは32ビット版がインストールされるようになっています。64ビット版は、わざわざユーザーがオプションを選ばないとインストールできません。32ビット版がデフォルトになっているのは、64ビット版にいくつかの制限があるからのようです。
64 ビット版の Office の制限事項
https://support.office.com/ja-jp/article/Microsoft-Office-%E3%81%AE-32-%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E7%89%88%E3%81%A8-64-%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E7%89%88%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%99%E3%82%8B-2dee7807-8f95-4d0c-b5fe-6c6f49b8d261#BKMK_Limitations64bit
以下に引用します。
場合によっては、64 ビット版の Office はパフォーマンスが向上することがありますが、次の制限事項があります。
  • ActiveX コントロールのライブラリである ComCtl コントロールを使用するソリューションは動作しません。開発者には、これを回避し、64 ビットのソリューションを提供するさまざまな方法があります。
  • サードパーティの 32 ビットの ActiveX コントロールとアドインは動作しません。ベンダーはこれらの 64 ビット版のコントロールを作成する必要があります。
  • Declare ステートメントが含まれる Visual Basic for Applications (VBA) は、更新されていないと、64 ビット版の Office では動作しません。
  • 明確に 64 ビット版の Office 用に記述されている場合を除き、.MDE ファイルや .ACCDE ファイルなどのコンパイル済み Access データベースは動作しません。
  • SharePoint では、リスト ビューは使用できません。
32 ビット版の Office で使用している特定のアドインは 64 ビット版の Office では動作しない場合があり、またその逆も同じです。 心配な方は、新しくインストールする前に現在のバージョンの Office を確認してください。 64 ビット版の Office を使用したアドインのテストを検討するか、開発元から 64 ビット版のアドインが提供されているかどうかを確認します。
Microsoft Office Home & Business 2016の64ビット版のインストール方法は、以下のWWWページに記述があります。
Microsoft Office の 32 ビット版と 64 ビット版を選択する
https://support.office.com/ja-jp/article/Microsoft-Office-%E3%81%AE-32-%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E7%89%88%E3%81%A8-64-%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E7%89%88%E3%82%92%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%81%99%E3%82%8B-2dee7807-8f95-4d0c-b5fe-6c6f49b8d261
手順の部分を引用します。
  • ホーム ユーザーの方は、 アカウント ページにサインインして、[インストール]、[言語とインストールのオプション]、[その他のインストール オプション]、[Office (64 ビット)]、[インストール] の順に選びます。または、ディスクから "x64" フォルダーに移動して、Setup.exe をダブルクリックします。
具体的には以下のようにします。

まずMicrosoft Office Home & Business 2016の販売は基本的にはオンライン販売のみで、購入するとダウンロード先のURLとプロダクトキーが通知されます。 このダウンロードのためのWWWページでマイクロソフトアカウントを使ってログインします。すると、以下のような画面になります。
 ここの「言語とインストールのオプション」をクリックします。
さらに「追加のインストールオプション」をクリックします。
「バージョン」の欄で「Office - 32ビット(推奨)の部分をクリックします。
そして「Office - 64ビット」を選び、「インストール」をクリックします。
ダウンロードが始まるのしばらく待ちます。 
 終了すると、Setup-X64j-ja-JP…といったいかにも64ビット版に見えるファイルがあるはずです。あとは、このファイルを実行してインストールします。