2016年3月13日日曜日

桜の開花日を予想する式

あるところで桜の開花日を予想する式があることが紹介されていました。何の気なしに見ていただけなので、具体的な式の記憶がありません。そこで、検索エンジンで調べてみると一般社団法人日本気象予報士会のサイトに以下の資料がありました。
桜の開花予想に関する考察
大貫信彦(埼玉支部)
式とその説明を引用します。
従来の手法として毎日の平均気温から温度変換日数(DTS)を計算する。計算は以下の式により行う。(気象庁産業気象課)
DTS=exp{9.5×10^3×(Ti-Ts))/(Ti×Ts)}
ここで、Tiは日平均気温(K)、Tsは標準温度(288.15K)、9.5×10^3は年や場所によらない係数とする。この係数は温度の違いによりDTSがどのように変化するかを決定する温度特性値としての性格をもつ。次に、各年の開花までに必要だったDTS
の積算を出し、年ごとの差が最小になる日を開花予想の起算日として求める。そして当年の開花予想日を、起算日からのDTSの積算が30年間のDTSの平均に達した日とする。
式中のDTSの意味がよくわかりませんが、その前に、ここでなぜこのような指数関数が出てくるのが不思議です。そこで、また調べてみました。すると以下のWWWページが見つかりました。
2015年桜の開花と落花予測 [予測方法の検討]
http://nishikei.jp/science/183/.html
この記事によるとアレニウスの式の変形で、意味は以下のようなものです。
化学反応は温度が高いほど反応速度が大きくなることを表しているということだけ覚えておいてください。
また、各項目の値の意味も解説されており、なるほどと思ったのですが、アレニウスの式のことを忘れています。私と同じように忘れている方は、以下のWikipediaのWWWページを参考にしてください。
アレニウスの式
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%BC%8F