2016年1月7日木曜日

MacOSに標準で付属しているアプリケーションを使って、PDFファイルの大きさを縮める

先日、PDFで書類を提出する必要がありました。文書を作成し指定のWWWサイトから送ろうとすると、送ることができるファイルの大きさの制限を超えていることがわかりました。A4の紙の文書をスキャンしたものなので、スキャンしなおせば簡単ですが、MacOSの標準の機能で大きさを縮めることができないか調べてみました。

最初に試したのは、以下のサイトで説明されているプレビューのQuartzフィルタを使う方法でした。
プレビューの「Quartz フィルタ」を活用してファイルサイズを圧縮
http://gori.me/mac/mac-tips/74360
確かにファイルの大きさは小さくなりますが、内容が読み取れなくなってしまいます。これでは意味がありません。読み取れなくなってしまうことは以下のサイトでも指摘されています。
Macのプレビューで圧縮PDFにすると画質が悪い問題、自作フィルターが出ない場合の解決策
http://kato19.blogspot.jp/2015/05/macpdf.html
上記のサイトでは、Quartzフィルタを修正して利用する方法が書かれていますが、このフィルターがプレビューから参照できないことがあるようです。
もう少し調べてみると、上記のサイトでも簡単に触れられているColorSyncでPDFを開いて変換する方法の解説を見つけることができました。
サイズダウンを実感!Quartsフィルタを使って自炊生活で太ったPDFをダイエット!
http://sinack.com/mac/diet_pdf.html
このようにすると確かに小さくすることができました。
引用して手順を簡単にまとめると以下のようです。
  1. アプリケーション/ユーティリティにある「ColorSyncユーティリティ.app」を開く
  2. メニューの「フィルタ」をクリック
  3. 「Reduce File Size」というフィルタを元にするので「Reduce File Size」の右にある三角のボタンをクリックして、フィルタを複製を選択
  4. 複製されると「Reduce File Size のコピー」という名前のフィルタが作成されるので
    選択してEnterキーで名前を変更(たとえば「Reduce File Size (PDF) 」)
  5. 名前を変更したフィルタの左にある右向きの三角をクリックしてフィルタの設定を確認
  6. イメージのサンプリング中の解像度、最大、最小は空欄、イメージの圧縮の品質を適宜変更
  7. サイズを小さくしたいPDFを右クリックし「このアプリケーションで開く」の中の「ColorSync.app」をクリック
  8. 開いたColorSync.app内の「フィルタ:なし」となっている部分をクリックし、
    先ほど作った「Reduce File Size (PDF) 」を選択し、右にある「適用」ボタンをクリック
  9. 「別名で保存」で保存