JALにはClass Jシートという座席があります。Class Jシートは1000円余分に払うと、(シートがよくなるのはもちろんですが)獲得できるFOPが既定の110%になります。ファーストクラスを利用すると150%になります。FOPはその便の区間マイルと比例しているため、必要な金額は固定の1000円で、遠距離区間になるほどより多くのFOPを得ることができます。
JALビジネスきっぷで羽田-伊丹と羽田-那覇を比べると次のようになります。
- 羽田-伊丹
- 普通席(280フライトマイル=区間マイル)
960FOP
=280フライトマイル×2.0(FLY ONポイント換算率)+400キャンペーンボーナスポイント - Class J(308フライトマイル=280区間マイル×110%(Class Jぶんが10%増し))
1016FOP(普通席との差分は56)
=308フライトマイル×2.0(FLY ON POINT換算率)+400キャンペーンボーナスポイント - 羽田-那覇
- 普通席(984フライトマイル=区間マイル)
2368FOP
=984フライトマイル×2.0(FLY ONポイント換算率)+400キャンペーンボーナスポイント - Class J(1082フライトマイル=984区間マイル×110%(Class J分が10%増し)
2564FOP(普通席との差分は196)
=1082フライトマイル×2.0(FLY ONポイント換算率)+400(キャンペーンボーナスポイント)
たとえば伊丹→羽田の10:30出発の便は、午後一番に都内に間に合うという理由からなのでしょうか、2週間ぐらい前にClass Jは予約でいっぱいになってしまいます。
このような場合には、以下の様な手順でClass Jのキャンセル待ちをすれば、空きがないかを調べるために頻繁にJALのサイトを参照しなくてもすみます。ただ、以下の様な前提があります。
- JALビジネスきっぷなど往復分を購入する必要がある航空券を利用する際の手順です(私は仕事の予定が変更になる場合があるので、基本的にはJALビジネスきっぷを使っています)。
- JALビジネスきっぷは同じ区間の往復に利用できます。片道分だけの発券はできません。
- ただし往復で利用しなくてもかまいません。羽田→伊丹→羽田の往復で購入したとしても、羽田→伊丹、羽田→伊丹や、伊丹→羽田→伊丹への変更が可能です。
参考: https://www.jal.co.jp/dom/waribiki/business_kippu.html - JALのWWWサイトでの空席待ちは片道での予約・購入を選択したときしか選べないので、JALビジネスきっぷは片道では買えないー往復での予約・購入手続きになるので、単純にはキャンセル待ちができない。
- 普通席でよいので利用したい航空便の券を購入する。
ビジネスきっぷを片道ずつ予約・空席待ちするという方法もありますが、予約は3日間しか保持できない、また行けなかったら仕事にならないので、確実に行くことが前提です。 - 普通席しか購入できなかった便について、片道の予約で検索する。
- 片道の予約でもJALビジネスきっぷの選択肢はあるので、ここで乗りたい便のClass Jのキャンセル待ちを選び、処理を進めてキャンセル待ちを申し込みます。
- 待っていると、当然、搭乗日の混雑具合や搭乗日までの日数、JMBのステータスに依存するとは思いますが、運がよければ数時間で空きが出たという連絡がメールできます
- Class Jシートに変更したい便について、オープン指定に変更します。
- 座席が取れたキャンセル待ちの予約を開き、予約一覧のすぐ下にあるオプションのうちのオープン券登録を選んで、さきほどオープン指定にした航空券を登録します。
参考: https://www.jal.co.jp/dom/service/open/
また、JMBのステータスがダイヤモンドかプレミアであれば、ダイヤモンド・プレミア予約デスクに電話してキャンセル待ちを依頼することができるようです(知人はそのようにしているようです)。